世間やマスコミは、無報酬で行うことに価値を見出す人が多いです。でも(中略)僕は今、高度なスキルや活動の効果に注目してもらいたいのです。 (「協会の収入|大棟耕介のブログ」より引用) |
ホスピタルクラウン。
その活動を知った人は、素晴らしい! と口を揃えて言います。
しかし、その素晴らしさは無償であるが故なのでしょうか。
「ホスピタルクラウン」は、和訳すると「臨床道化師」。
そもそも「道化師」は、れっきとしたアーティストであり、欧米では芸術の中でもトップレベルのものとして位置づけられている職業です。
「道化師」の「師」にも示されているように、クラウンはその道に精通した人であると言えます。
ホスピタルクラウンがもたらすのは主に「笑い」です。病院を訪れ、様々な遊びを仕掛けて楽しませます。
が、必ずしも笑いを運ぶわけではありません。笑いよりも寄り添う優しさが必要な相手には、派手なパフォーマンスは控え、静かに手とったり抱きしめたりするということもあります。
状況を敏感に察知して臨機応変に対応すること。それが彼らの本領です。
彼らのもたらすそうした笑いや共感は、重苦しい場の空気そしてそこに居る人々の心を弛緩させていきます。それが結果的に病状の回復につながることもありますが、彼らはそれを目的とはしません。
クラウンは病院にいる人をただやさしくサポートするだけです。ほかには何の意図もありません。(中略)クラウンはいつでも『今この瞬間』を生きていて、出会う人やものすべてに新鮮な驚きを発見します。そしてこのようなクラウンの態度は、(中略)周囲の人たちに伝染していくのです。なぜなら、このようなクラウンの無邪気さは、私たち一人ひとりの奥底に誰もが持っている『内なる子ども』を呼び覚ますからです。この『内なる子ども』の世界とは、言いかえれば『希望』です。 (「ケアリングクラウン1 病院編」より引用) |
また、ホスピタルクラウンは、ショーを行うクラウンよりも難しい仕事であり、定期的継続的に活動することが重要であるとされています。
病院に一日いると、僕はすべてのエネルギーを抜かれちゃいます。3日病院に通ったら、残りの4日は南の島に行って海を眺めながらのんびり休息しなきゃやってられないような、キツイ状況なんです。 |
大棟耕介さんのこの発言からは、ホスピタルクラウンであること、あり続けることの苛烈さが有体に伝わってきます。
相手の心を繊細に感じ取るクラウン。ホスピタルクラウンには、加えて、病や死という負のエネルギーの中で働き続けられる強靭な気力も必要とされます。
繊細さは得てして脆さをはらみ、強靭さは鈍さに裏打ちされていることが少なくないものです。繊細であり強靭であること。この相反するものを併せ持つのは並大抵のことではないでしょう。
大棟さんは繰り返しこう言及されています。
「僕達が行っている活動はボランティアではありません。たとえ0円であってもあくまでもプロの仕事です」。
この言葉が教えてくれるのは、”ホスピタルクラウンとは、「慈善家」ではなく「専門家」である”ということ。
ホスピタルクラウンの真の価値は、ここに端的に見いだすことができるのではないでしょうか。
現在、ヨーロッパでは、ほとんどのホスピタルクラウンが報酬を受け取っているプロフェッショナルだそうです。
「ホスピタルクラウン」は「ケアリングクラウン」の一種です。「ケアリングクラウン」とは,病院以外の被災地や難民キャンプなどでも同様の活動をするクラウンのこと。
日本ホスピタル・クラウン協会所属のクラウンは,病院の定期訪問はもちろん,被災地にも赴くなど,活動の場を広げています。
日本ホスピタル・クラウン協会のクラウンさんには、
スタジオやイベント会場など病院の外でも会うことができます。
クラウンの持つマジカルパワーを是非体感してみてください。
こちらです→プレジャーB
関連サイト
・ NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会
・ 日本ケアリングクラウン研究所
・ ケアリングクラウン
・ 日本クリニクラウン協会 NPO CliniClowns Japan
・ The Hospital Clown Newsletter ( Yahoo!翻訳版 )
・ 即興性と Swimming in the zone の大切さ (PDF)
・ クリニクラウン - Wikipedia
・ ホスピタルクラウン - Wikipedia
自サイト内 関連記事
・ ホスピタル(ケアリング)クラウン
・ 大棟耕介(クラウンK)さんのリンク集
関連書籍
・ ケアリングクラウン 1 病院編
・ ホスピタルクラウン 病院に笑いを届ける道化師
Comment
ホスピタル・クラウンに
ご存知でしょうか?
現場といっても動画ですが。
あっ、そういえば、大棟さんが、
去年のロシア病院訪問ツアーではいい写真が撮れなかったので、
次回はカメラマンを同行させたいと書いていらっしゃいました。
にわさん、志願なさっては!?
ホスピタルクラウンがドラマ化!!
すばらしいですね。
なんと!
Kさんとは随分イメージが違いますね〜。
どんな感じになるんでしょう??
ところで、それはいつ放送されるのでしょうか?
まだ情報が少ないです。
宮迫さんのスタントは、クスクスさんがやるとのこと。
今日、プレジャーBへ行ったから(!)詳しく聞いておけばよかった(笑)。
プレジャーBへ行ったのは、ブログに載せる次の人の写真を届けるためでした。
もしかしたらご存知かと思いまして、
気安く尋ねてしまいました。
1月中に放送される・・・と去年は告知していましたが、
今撮っているということは、もう少し先かもしれませんね。
ところで、クスクスさんがドラマにご出演なさるのですね!
それはぜひともチェックしなくては。
次のクラウンさんの写真も楽しみにしています

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infoseek.jp
以前、大棟さんにお会いしたとき、わりとフランクに話してくれました。「笑い」がいかに「救い」になるか。
現場を見てみたいです。ホスピタル・クラウンの価値をもっともっと感じたいです。それを理解するためにはクラウンの世界をもっと知らないといけないと思いました。