4/29に開催されたクラウンKさんのパフォーマンスショーの記録です。
13:30〜と15:30〜の2回観てまいりました。
「眠られぬ夜」を先に読んでいただくほうが判りやすいかと思います。
クラウンKさんのショーは劇場でしか観たことがありません。
劇場のショーに出演するのは20人以上の大勢ですが、今回はKさん1人でのパフォーマンスです。
ソロでしかもデパートの一角で行われるショーは、いったいどんなものでしょう。
あれこれ想像をふくらませながら現地についたのは、開演の20分くらい前でした。
図面にはステージと書かれていましたが、行ってみるとそこはただの通路でした。
女の人が子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。
どうやらKさんの出番はその次のようです。
10分くらいしてそれが終わると、お客さんがいなくなりました。
……あれ?
残ったのは私一人です。急にがらんとしてしまいました。
しつらえたステージがなくてフロアそのままということにびっくりし、そこがかなり狭いことにもびっくりしていたのに、さらにびっくり。
この有様は、世界のクラウンKを出迎えるのにふさわしくないなと思いました。
しばらくすると、Kさんのファンの男の子がお母さんと一緒にやってきました。
「Kさんはどこ?」「いつくる?」「今なにしてる?」「今顔塗ってる?」「今日はどんなかっこうしてる?」
いろいろとお店の人にたずねます。
Kさんの登場が待ち遠しくてしかたがないのでしょう。告知ポスターの写真をじいっと見つめたり、楽屋を探しに行ったりして、落ち着かないようすです。
そのうち少しだけお客さんがやって来ました。たくさん集まってもじゅうぶんなスペースがないので、観る方にとっては都合がいいかもしれません。
それでもやっぱりさびしい光景です。
すると、思わぬところからKさんが姿を現わしました。
登場したのはお店の人が出入りしているところではなく、試着室の後ろにあるついたてとダンボールのようなもので囲まれた場所でした。
きっとこのショーのためにつくられた仮設楽屋です。なんだかとってもそんな感じです。
この待遇も、世界のクラウンKを待機させるのにふさわしくないなと思いました。
Kさん自身は、そんなことを気にはしていなかったのかもしれません。
180cmもある身長がさらに高く見えてしまう帽子をかぶり、とびきり大きなくつをはいて、いつものように元気よくお客さんに握手をしていきます。
「やあ、こんにちは!」「ああ、いつもありがとうございます!」
2番目のことばは私にかけてくれたものです。
私はKさんにお礼を言われるようなことはなにもしていません。
でもKさんは、いつも私にありがとうと言います。
「なにをおっしゃるのですか。お礼を言うのは私のほうです!」と心の中では力強くさけんでいたのに、出てきたのは「いつもお世話になっております……」という自分でも信じられないくらい小さな声でした。
大棟さんあてのあいさつをちびっ子の前でするのはよくないと判断したからです。
でもまだ大棟耕介さんとお話をしたことはないので、この理由は正しくないかもしれません。
やっぱり気迫におされていただけのような気がします。
理由がなんであれ、またKさんの目をちゃんと見られなかったことは確かです。
この日、何度もKさんに握手してもらったのですが、視線を合わせられたのはショーの最中だけでした。
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13:30〜と15:30〜の2回観てまいりました。
「眠られぬ夜」を先に読んでいただくほうが判りやすいかと思います。
* * *
クラウンKさんのショーは劇場でしか観たことがありません。
劇場のショーに出演するのは20人以上の大勢ですが、今回はKさん1人でのパフォーマンスです。
ソロでしかもデパートの一角で行われるショーは、いったいどんなものでしょう。
あれこれ想像をふくらませながら現地についたのは、開演の20分くらい前でした。
図面にはステージと書かれていましたが、行ってみるとそこはただの通路でした。
女の人が子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。
どうやらKさんの出番はその次のようです。
10分くらいしてそれが終わると、お客さんがいなくなりました。
……あれ?
残ったのは私一人です。急にがらんとしてしまいました。
しつらえたステージがなくてフロアそのままということにびっくりし、そこがかなり狭いことにもびっくりしていたのに、さらにびっくり。
この有様は、世界のクラウンKを出迎えるのにふさわしくないなと思いました。
しばらくすると、Kさんのファンの男の子がお母さんと一緒にやってきました。
「Kさんはどこ?」「いつくる?」「今なにしてる?」「今顔塗ってる?」「今日はどんなかっこうしてる?」
いろいろとお店の人にたずねます。
Kさんの登場が待ち遠しくてしかたがないのでしょう。告知ポスターの写真をじいっと見つめたり、楽屋を探しに行ったりして、落ち着かないようすです。
そのうち少しだけお客さんがやって来ました。たくさん集まってもじゅうぶんなスペースがないので、観る方にとっては都合がいいかもしれません。
それでもやっぱりさびしい光景です。
すると、思わぬところからKさんが姿を現わしました。
登場したのはお店の人が出入りしているところではなく、試着室の後ろにあるついたてとダンボールのようなもので囲まれた場所でした。
きっとこのショーのためにつくられた仮設楽屋です。なんだかとってもそんな感じです。
この待遇も、世界のクラウンKを待機させるのにふさわしくないなと思いました。
Kさん自身は、そんなことを気にはしていなかったのかもしれません。
180cmもある身長がさらに高く見えてしまう帽子をかぶり、とびきり大きなくつをはいて、いつものように元気よくお客さんに握手をしていきます。
「やあ、こんにちは!」「ああ、いつもありがとうございます!」
2番目のことばは私にかけてくれたものです。
私はKさんにお礼を言われるようなことはなにもしていません。
でもKさんは、いつも私にありがとうと言います。
「なにをおっしゃるのですか。お礼を言うのは私のほうです!」と心の中では力強くさけんでいたのに、出てきたのは「いつもお世話になっております……」という自分でも信じられないくらい小さな声でした。
大棟さんあてのあいさつをちびっ子の前でするのはよくないと判断したからです。
でもまだ大棟耕介さんとお話をしたことはないので、この理由は正しくないかもしれません。
やっぱり気迫におされていただけのような気がします。
理由がなんであれ、またKさんの目をちゃんと見られなかったことは確かです。
この日、何度もKさんに握手してもらったのですが、視線を合わせられたのはショーの最中だけでした。
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